伊香保には温泉街や榛名山だけではなく「水沢うどん」というご当地うどんが存在する。ちょうど伊香保温泉街にさしかかる手前の道路沿いにこぞって出現するうどん屋の群れがそうだ。
日本全国「発祥の地」とか「日本三大○○」などと自称する所が多く少し食傷気味なのだが、こちら水沢うどんも、香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどんと並ぶ「日本三大うどん」の一つなんだそうだ。400年の歴史を誇るそうだが全然知らなかったです。
だが、ここ群馬県は小麦生産量全国2位を誇る隠れた小麦の産地なのだ。日本人(特に西日本)はうどん大好き民族だが、普段食ってるうどんに使われている小麦のおよそ9割が外国産であることはあまり意識していない。ならば一度くらいは国産小麦のうどんを堪能してみたいと思ったわけだ。しかし水沢うどんの店の全てか必ず国産小麦を使っているかどうかは知らない。
伊香保温泉の手前・水沢地区に13軒、水沢うどんと看板を掲げるうどん屋ばかりが存在しているわけだが、「田丸屋」のような高級料亭風うどん屋もあれば、うどんならぬ「うむどん」と表記する「始祖清水屋」もあり。
共通するのはどの店もうどん屋にしてはやけに格式が高く、観光客向けなのか知らないが1人1500~2000円の予算がかかる。しかも夕方5時になるとどの店も早々に閉まってしまうのだ。事前に知らずにやってくると夕飯にうどんを食おうと思ってスカを食らう事必至だ。
結局我々が選んだのは少し雰囲気の大衆的な「大澤屋」の水沢うどん。舞茸天ぷら3つが付いたざるうどんが1500円。とても庶民的な価格とは言えない。うどんを食う場所にしては店内がやたら豪華で広々としていた。
うどんのシコシコした感触に人恋しくなったら次は「伊香保珍宝館」だ。
駐車場にはいかがわしい形の巨石が置かれている。ここも所謂「秘宝館」のジャンルに入る施設であり、やはり昭和の遺物であるサラリーマン慰安旅行における定番下ネタスポットの一つとして伊香保観光の名所となっている。
案内看板に館内の説明がある。今時の世知辛い一億総PTA化社会においてはこういう場所じゃなければリビドーを発散できぬ辛さ。「入館者には性神の使者がご案内致します」とあるが、その人こそが珍宝館名物の館長兼マン長の「チン子」さんであることは言うまでもない。
「名ガイドにより男性はそそり立ち女性濡れ又締まりがよくなります」とも。
このお方こそが館長兼マン長の「チン子」さんである。嘘です。
入館料900円を払って中に入るやいなや「性神の使者」の案内が始まる。最初に見る事になるのがこの夫婦石。
勝手な想像に任せるがこれはただの岩である。今日はやけに湿り気が足りておりませんでした。きっと噴水の栓を閉めたままにしていたのだろう。
マン長のチン子さんの案内もそこそこに突然股間を捕まれる。
そして一言「あら、崖っぷちのポニョだわ」
ご覧のような毒舌お下品マシンガントークが何よりの見所。これの為に入館料900円を払う価値があると言っても過言ではないが、観光客が途切れると時折チン子さんが控え室で弁当を食ったまま出てこない事もあるので注意。
夫婦石が過ぎると秘宝が展示されている館内へと案内される。目だって展示物が増えたりしている事もない。名ガイドのチン子さんの案内はここまで。
般若の面に見えるが全て女性の身体だけで描かれた絵皿。ここに何人の女性が居るのか見事当たった人には北朝鮮一周旅行がプレゼントされるとかなんとか。
木彫りの熊さんと言えばたいてい鮭を抱えているものだが珍宝館のものは真ん中からご立派な巨根がにょっきり生えている。
珍宝館の館内はやたら木彫り人形が展示されているのだが、その中でも一番立派だと思われるのがこちら「ベベ観音」。普通の観音様にしてはポーズがセクシーである。拝んだら女性は下の病に罹りませんと書かれている。なんともおめでたい。
まだまだ珍宝館レポートは続く。次のページへどうぞ。













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