伊豆高原・伊豆シャボテン公園 (2)

伊豆シャボテン公園の中には5つの温室があり、世界のサボテンおよびアロエなどの多肉植物が栽培されている。動物園でチンパンジーを見るのもいいが、もともとはこっちがメインだ。

温室の中に入って一番目につくのはあまりに巨大な「金鯱」と名の付いた球状のサボテンである。いやあご立派ご立派。

日本一巨大な樹齢160年の金鯱は全国探してもここだけでしか見られない。高さ118センチ、周囲270センチ、重さ250キロ、というから、下手な相撲取りよりも巨大だ。

サボテンの種類も数多いが、日本においてはこの金鯱という品種のサボテンが見た目にも美しい事もあり、最もポピュラーに栽培されている。

ピラミッド型の5つの温室にはそのどれもが多種多様なサボテンが天高くそびえている。

日本に初めてサボテンが持ち込まれたのは16世紀後半で、南蛮船に乗ってやってきたと言われている。南蛮人がウチワサボテンの樹液を石鹸に使っていた事から「シャボン」から「しゃぼてん」と訛ったものがサボテンの有力な語源なんだとか。

温室の間を移動する中にも色々動物が飼育されていて見逃せない。アルマジロもいる。

地面に根を張るのが植物の基本かという固定概念を覆す「入鹿」という品種のサボテン。ヘビかミミズのように地を這うように成長するように見えるが、実際は頭から生長して尾の部分が枯れて無くなるという習性があるのだ。

なんだかよくわからないエイリアンみたいな格好のサボテンもいる。

サボテンの世界は実に奥が深い。そして栽培管理に手間が比較的掛からない。だからこそ熱狂的なサボテンマニアが全国にいるそうで、探してみたら「日本サボテン狂人会」という団体まであった(笑)

しかし「珍宝閣」という名前の品種のサボテンには参りました。
なんと地面からチン◯が生えてるではないか。

数あるサボテンの中でもコイツの存在感はヤバイ。姿形もサイズもそっくりそのまんまなのだ。そして先っちょの「尿道」のような凹みも妙にリアルだ。
中にはご丁寧にカリつきのご立派な珍宝閣も。みんなすくすくと育っている。

この珍宝閣、ちゃんとしたサボテンだけあって真珠やイボイボではなくトゲが生えているので変な目的では使えない。見るだけにしておけ。

サボテンだらけの温室に大喜びの家族も、珍宝閣の前を見て見ぬ振りでそそくさと通り過ぎる。子供には見せてはいけないものでしたね。

たっぷりと温室のサボテンを見た後に「うちでもサボテンを育てたい!」なんて気分にさせられたら、しっかりと出口はサボテン苗売り場になっておりました。

珍宝閣があったら買おうと思っていたのに無かったのでそのまま出てきました。

そういえば一時期「電磁波吸収サボテン(セレウス)」というのが流行った事があった。
マイナスイオンやらのトンデモ科学の一種で何の科学的根拠もないシロモノだが、こういうのに騙されやすいアホが多いから堂々と売り出される。

シャボテン公園の苗売り場にはその電磁波吸収サボテンは見当たらなかった。

現在熱海・伊豆エリアでサボテン温室を目玉にしている観光施設は伊豆シャボテン公園くらいしかないが、過去には「真鶴サボテンランド」「熱海サボテン公園」など数ヶ所存在していたのだ。

実はそのいずれもが伊豆シャボテン公園と同じ昭和30年代に開業しているというのが興味深い。ちょうどその頃がサボテンブームだったんだろうな。

参考記事
サボテン今昔 No.1 「金鯱」

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