田名部神社の周りが盛り場に取り囲まれる異様な風景。神社横町に限らずその光景は容赦なく続く。次は田名部神社東側の飲食街を探索する。
田名部川に注ぐ小さな水路の橋を跨ぐと「泥棒貴族」という場末のラブホテルみたいな怪しいネーミングのスナックがあるので、そこを右に折れよう。
泥棒貴族の向かいには田名部町の集会所。
「明るく健康で活力のある街」らしい。
元遊郭や盛り場には決まってこうした意味のない標語が飾られている事が多い。何か意味があるんでしょうか。
水路に沿って奥には田名部神社の境内がわずかに見えているが、その手前は相変わらず飲食街だ。水路と車道の間はガードレールもなく、酔っ払いが勢い余ってそのまま川に突っ込んでしまいそうだ。
川に落っこちないようにと注意を促す看板。酒の回った酔っ払いには通用しそうもない。
水路の側には古いトタンバラック民家。下北地方に出るとオンボロ民家がデフォルトになってしまい目立たないのだが、下の水路をよく見ると生活排水が垂れ流しになっていてやたら汚い。
地元の盆踊りで歌われる「田名部おしまこ」には「田名部横町の川の水飲めば八十婆様も若くなる」という一節があるのだが、その通りに川の水を飲むと逆に寿命が縮まりそうな罠。
この田名部おしまこも、南部地方各地やキリストの墓などで唄われている「ナニャドヤラ」から派生したものだとされている。
街の中心を流れる水路は田名部川の本流に注がれる。どこからか子供が捨てたのかゴム風船が流れ着いている。
そんな水路に沿って歩くと、やけにピンク色がどぎつい看板が掛かった建物が現れる。
下北半島に居そうにないルックスのセクシーガールな外人さんの股の下から「連日ショータイム」と文字が飛び出している。店の名前に「MABUHAY」とあるが、恐らくこれはフィリピンパブだろう。
フィリピンパブと思われる「MABUHAY」の入口。普通の民家の玄関口のような扉がついているが昼間は至って静かなものだ。
スナックかフィリピンパブしか目立った店がない田名部の街。他は商店の倉庫に使われているのかボロボロの木造建築が見られるのみ。
フィリピンパブの先は突き当たりになっていて、余すことなくスナックや居酒屋がひしめいていた。
プレハブ建てに思われる飲食街の奥を覗いてみたが、やはり昼間から開いているような店は無かった。








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